2017年度学科入学式挨拶

中央大学理工学部電気電子情報通信工学科平成29年度入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます。並びに学生のご家族の皆様もまことにおめでとうございます。この晴れの日に学科を代表してご挨拶させていただきます。
 入学してきた皆さんに私たちがかける言葉は、「勉強してください」の一言です。大学は勉強する場所、研究する場所ですので、それを全うしてください。きちんと勉強して、きちんと将来を考え、きちんと卒業する。それを第一に望んでいます.
 そうなのですが、それではあんまりなので、少々付け加えさせてください。もう何十年も前ですが、私の大学生時代とその前後を顧みてみると、現在私が読む本、聞く音楽はその頃に好きになったものが大半です。もちろん、年をとってから好きになったものもありますが、あまり多くはありません。やはり感受性の豊かさは、人生の時期によるなあと感じています。この感受性が豊かな時期にいろいろなことにチャレンジしてほしいと思っています。ここ中央大学にはそのようなチャレンジに値するプログラムがたくさんあります。ただ、大学というものは、待っていても手を差し伸べてはくれません。自ら行動しそれをつかみ取ってください。
 さて、このような挨拶の中で、「友達を作ろう」ということがよく話されます。私の経験からもたぶんそれは正しい、私が大学に入った時に、高校からの知り合いは一人もいませんでした。そこから始まって、友達ができることで、大学生活が何倍も豊かになったと思っています。ただ、友達がいなければ大学生活がまったくのダメなものかというと、たぶんそれも違うと思います。ここで言いたいことは友達が作れればいいね、そのための努力もできるだけしましょう。でも無理をしすぎるのはよくないですよ。なにせ、学生の本分は勉強ですから、
 私が言いたいのは、大学生活とはこういうものだ、と決めつけないでください、自分で考えてください、ということです。皆さんは感受性が豊かなのですから、その感受性を生かさないような大学生活はつまらないでしょう。ぜひ、皆さん、ひとりひとり悩んで行動してください。中央大学のユニバーシティーポリシーは「行動する知性」です。期待しています。